DEVELOPMENT研究開発

AIの発展と産業の変化

こんにちは。
最近は外に出るとすっかり寒くなっており、風邪をひいている人もちらほら見かけるようになりました。皆さまはいかがですか?
しっかり栄養と睡眠をとってできるだけ暖かくして元気に冬を乗り越えられるように気を付けていきましょう。

さて今回のお話ですが、以前IoTに関して当社の取り組みをご紹介させていただきましたが、同じく今産業界においてトレンドとしてよく耳にする言葉としてAIというものがあります。

AIとはArtificial Intelligenceの略で人工知能という意味です。
人工知能とは、「「計算」という概念と「コンピュータ」という道具を用いて「知能」を研究する計算機科学の一分野」を指します。
ようするに人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習したりするコンピュータプログラムなどのことをいいます。

このAIにおいて今、世界で議論されていることの一つとして“AIが人から仕事を奪う”という議題があげられています。
これまでも技術の進歩により新しく生まれる職業があれば、逆に無くなった職業もありました。無くなってきた職業の要素としては機械化、自動化など様々な技術の進歩によるものでしたが、現代、次の要素としてAIやロボット技術の発展があげられているというわけです。

2016年の1月にスイスのダボスで開かれた第46回世界経済フォーラムの発表によると、2020年までに第4次産業革命によって事務職や製造業などの約700万件の雇用が無くなると考えられています。一方新しいサービスが生まれるなどして約200万件の雇用が増えるとも予想されています。
また、イギリスにあるオックスフォード大学の研究チームがアメリカの労働省のデータに基づいて出した報告書によると、人工知能の発達によって今後10年以内に人間の代わりに人工知能やロボットに置き換えられる仕事がたくさん出てくると予想されています。

例えば宅配作業をドローンが行ったり、無人バスやトラック、タクシーが運転するという社会になると予想されています。実際に我々の船舶業界でも船の無人運航について現実的に自律運航船として様々なところで開発について議論されており、近い将来そういった船が世に出てくると思われます。
また、農業関連について今は日本国内で人手不足や休耕田の問題がある中でこのAIやロボット関連の開発は明るいニュースであり、日本の農業の将来に向けて頼みの綱となっているところもあります。
AIやロボットの発展は人から仕事を奪うかもしれませんが、様々な分野の生産性を向上し今よりも少ない労働力で収入が増えるかもしれないという明るい展望もあります。
我々が取り扱っている舶用ポンプやその他の機器、農業向け機器についても同様の技術を使い船員さんや農家さんの人手不足や労働の軽減につながればと日々新規開発について考えています。

さて、今年もいよいよあと数日になりました。
今年も様々な開発に取り組んできましたが来年は更なる開発の躍進に取り組み、新しい技術も習得して社会貢献につながるような製品を生み出していきたいと思っています。

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