SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALSSDGs宣言

兵神機械工業株式会社 SDGs宣言

人間としての心・志を持ち、子孫の将来を考えて知行を重ねるべきと考えた経営理念「人間力を高め、信用第一で社会貢献する」は、私たちの道標。
世の中に役立つ優れた製品を生み出し続けることが利益を生み、社会貢献に繋がると信じています。
この精神・取り組みは、国連が提唱する「持続可能な開発目標 (SDGs)」とも重なり、創業100周年を迎える2029年を一つの通過点として、我々兵神機械工業株式会社は世界共通の課題を解決するため、進み続けます。

2023年1月5日
兵神機械工業株式会社
代表取締役社長

友藤昇平

SDGsとは

SDGsとは

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本及び国内企業においても積極的に取り組まれています。

創業100周年
兵神機械工業の未来に向けて

SDGsの取り組みは一過性のものではなく、今後の企業発展において基礎ともなるものです。
SDGsの達成目標期限である2030年ではなく、弊社創業100周年にあたる2029年を独自の達成期限とし、5つの持続可能な取り組みの実現を目指します。

水の未来に向けて

兵神機械工業は、これまで船舶用ポンプや油水分離器など船舶用製品の開発に注力し、船舶の性能向上や、海洋環境の保護を推進して参りました。今後は「船舶」「海」の分野を超え、環境に貢献する製品を供給し、舶用機器メーカーから「水」を軸とした環境機器メーカーへと成長していきます。

現在の主な取り組み

  • 船舶用ポンプ・油水分離器・油排出監視制御装置の製造/開発
  • 各種製品の交換・改造/サービス
  • IMO(国際海事機関)国際会議への提言
  • 農工製品事業への進出
  • 産業機械の製造/サービス

これからの未来に向けた取り組み

  • 産業用水処理装置の研究開発
  • 流体監視・制御技術のさらなる発展
  • 船舶・海洋向け環境改善装置の研究開発
  • 湖沼向けの環境改善装置の研究開発

農業の未来に向けて

「水」を軸とした発展的な事業領域の拡大の1つである農工製品事業に挑戦しています。食料の安定生産、環境保全型農業を実現するため、「船舶」「海」で培った技術を「農業」に応用し、さらに「農業」で得た技術を「船舶」「海」に還元しています。今後も、宇宙環境における研究開発など、新たな分野にもチャレンジしていきます。

現在の主な取り組み

  • 陸上用&船舶用 水耕栽培装置の製造/開発/販売
  • 農業経営支援(新規就農者支援、JGAP取得支援等)
  • スマート農業製品開発(青果物や穀物の試験栽培を含む)
  • 農工製品分野における学生向け職場体験の実施
  • 有機質肥料を用いた水耕栽培の実験

これからの未来に向けた取り組み

  • JAXAとの宇宙環境における農業用装置の研究開発
  • 薬草、漢方薬の栽培実験
  • 働きながらでも取り組める農業の確立
  • 障碍者支援

ヒトの未来に向けて

水の未来も農業の未来も豊かなものにするためには、それを行う「ヒト」が「身体的」「精 神的」「社会的」に「良好な状態(ウェルビーイング)」であることが必要です。 兵神機械工業の従業員をはじめ、関係するすべての人々が「良好な状態(ウェルビーイング)」となれる活動を創造していきます。

現在の主な取り組み

  • ウェルビーイング研修
  • 従業員満足度調査の実施
  • 新人事評価制度の実施
  • 年間休日日数の増加
  • 語学留学
  • 英会話・中国語会話の教育

これからの未来に向けた取り組み

  • 従業員満足度調査の常態化
  • 時間休制度の実現
  • 様々な作業環境の改善
  • ジョブローテーション制実現に向けた取り組み
  • 社内コミュニケーション活性化ツールの導入
  • 企業内学校

地域の未来に向けて

我々が身を置く兵庫県。当然のことながら、地元地域が豊かで持続可能な社会を実現出来なければ、未来に向けた様々な取り組みは行えません。そのことを忘れず、地元地域の発展のため、地元人材の採用、設備投資や製品開発に取り組んでいきます。

現在の主な取り組み

  • 地元人材の採用
  • 災害用備蓄倉庫の配備
  • ため池監視システムの開発
  • 地元中学校を対象とした職場体験の実施

これからの未来に向けた取り組み

  • 地域の潜在的課題を抽出するための機会・組織作り
  • 地域課題に対する産官学共同でのアプローチ
  • 地産地消:地元小中学校へ給食食材の提供

環境の未来に向けて

「水」・「農業」への取組、それを推し進める「ヒト」、そのヒトを支えてくれる「地域」、そしてそれらを循環させ、より良い世界を目指そうとする環境への取り組みは、経営理念並びにSDGsの精神においても必要不可欠です。これまでも、そしてこれからも、環境に配慮した製品開発を推進し、持続可能な循環型社会の実現に貢献していきます。

現在の主な取り組み

  • ISO14001認証取得
  • 船舶用環境製品の開発(PiVA、SPM等)
  • 環境モニタリング装置の開発
  • デマンド管理の実施による電力使用量低減

これからの未来に向けた取り組み

  • カーボンニュートラルに向けた製品開発
  • 環境に配慮した新工場開設
  • 設備の省エネ化による環境負荷低減