DEVELOPMENT研究開発

細霧冷房装置のご紹介

こんにちは。

今回は細霧冷房装置についてご紹介いたします。

今年の夏も毎日茹だる様な暑さが続きました。

今回ご紹介する細霧冷房装置とは微細な霧を発生させ屋外の気温や室温を下げることやほこりを抑えることができる装置のことです。

原理は冷房や扇風機などがない時代から夏場の暑さ対策としてよく知られている「打ち水」と同じで地面に水を撒き水分が蒸発する際に地面やその周囲の熱を奪う特性を利用しています。

ちなみに微霧な霧の大きさ(粒子径)とは10μm~100μmの霧のことを指します。

微細な霧が皮膚や表面に触れることで熱を奪う気化熱の効果で、条件にもよりますが周囲の温度を約2℃~7℃下げることができます。

私たちは機器構成として高圧ポンプ、モータ、インバータや噴霧ノズルを使い自社で制御盤を制作し細霧冷房装置を開発しました。

 

装置は農業用や工場、倉庫向けにも活用できます。

各機器の稼働に電気は使用しますが、エアコン等に比べて導入費用もランニングコストも安価で済みます。

省エネやSDGsへの取り組みにもつながります。

先日の運転試験ではビニルハウス内の温度が40℃の場所で30分噴霧して周囲の温度を7℃下げることができました。

 

細霧は比重が空気より重たいので周囲にある粉塵やウイルスも落とす効果が期待できます。

今後は温湿度センサや風向風速センサなどと連携した監視制御機能も追加してより有用な装置として社内や社外にも展開していきたいと考えています。

 

私たち兵神機械工業はこれからも環境のこと考えた製品の開発に取り組んでいきます。

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