DEVELOPMENT研究開発

開発製品のご紹介【前編】(舶用水耕栽培装置)

製品紹介

こんにちは。

2018年も6月に入り今年も残り半分近くとなりました。

まだまだ寒暖定まらぬ時期ですので、皆さまご自愛くださいませ。

さて、私たち技術メンバーは日々さまざまな開発案件に取り組み、目標を設定し、それに向かって進んでいます。

そこで今回は我々が開発に取り組んでいる製品の一つであります“舶用水耕栽培装置”について前編・後編に分けてご紹介させていただきます。

 

まず、舶用水耕栽培装置とは?

といった所だと思いますが、それには“水耕栽培”について説明する必要があります。

【水耕栽培とは】

養液栽培のうち固形培地を必要としないもののことをいう。水耕(法)、水栽培などとも呼ばれる。農業では多くの栽培に利用され、従来は不可能といわれていた根菜類の栽培も可能となっている。園芸の分野においてもほぼ垣根無く栽培によく利用される。

このような内容でインターネットのウィキペディアには記載されていますが、要するにこれまで一般的な野菜作りの方法としてある“土で栽培する方法”から“肥料が入った水で栽培する方法”に変わり採用していることになります。

水耕栽培のメリットとしては、

・スペースさえあれば、室内・室外問わず、どこでも簡単に栽培できる。

・自動制御ができるため、管理がラクで農業初心者でも参入しやすい。

・収穫量が多く、品質も安定している。(栄養も土耕と差がない)

・土耕栽培に比べて成長のスピードが速い。(環境制御)

・土耕栽培に比べて農薬使用回数が少ない。(稀に使う場合でも極微量)

他にも、腰の高さに栽培ベッドがあり作業がラクとか果物や花も栽培が可能であるとか、機構としても様々な開発要素があり、とても魅力的な農法となっております。

   

◎ご興味ある方は弊社農工事業のWEBページも是非ご覧いただければと存じます。

【兵神ファームURL】http://hsn-farm.com/

さて、話が少し横道にそれてしまいましたが、我々は創業88年になる流体ソリューションを提供する船用機械の総合メーカーであり、そこで培った技術を活かして2010年には農工事業を開始し、ビニルハウスをはじめ水耕栽培に必要な設備の設計・製造・販売・アフターサービスまで全て一貫して対応しており社内で農場も2か所運営しています。

そしてこの【船舶】・【農工】の2つの技術を合わせた製品が“舶用水耕栽培装置”となります。

次回、後編ではこの舶用水耕栽培装置についてより詳しくご紹介させていただこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

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